英語で読み飛ばし
毎朝、英語のオンラインレッスンを受講しており、英語の記事を読んで、それについてディスカッションをしています。
その記事の中で下記の一文がありました。
「I would sometimes see him practicing at a vacant lot across our house.」
ゆっくりと丁寧に、一つずつ単語の意味を調べつつ読めば、
「lot」が副詞(「たくさん」「ずいぶん」)ではなく、
名詞((ある用途の)「土地」「場所」)であることが、
わかったのではないかと思うのですが、「lot」という単語そのものがあまり難しくないこともあって、辞書で意味を調べることをせずに流しで読んだため、
「家の周りにあるたくさんの空いている場所で練習していたのかなぁ」
と読み違いをしてしまいました。
(誤解なきように、念のため書いておきますが、英文を読むにあたっては、読み返しは一切せずに、出来る限り日本語の文を読むのと同じスピードに近づけて読むようにしています。)
ちなみに、この間違いには、ディスカッション中にインストラクターと話がかみ合わなかったので気づくことができました。
税務の新しい論点
不動産の小口化商品についての情報を見聞きすることが増えたように思います。
正直なところ、まったく興味はない(個人としても税理士としても)のですが、どのような仕組みなのか、なぜ節税になるのかを勉強するために関連情報を読んでみました。
あたらしい発見があるかと思いきや、これまであった不動産投資と特に変わったところはなさそうで、特に税金の取り扱いについては、既知のものが多かったので、ほとんど読み飛ばしてしまいました。
丁寧に読んだら、もしかしたら発見があったのかもしれませんが、概略を知ることができた(知っていることでカバーできていることを確認できた)ので、とりあえず良しということにしようと思います。
そもそも、誰かに勧めたり、自分が投資するわけではないので、そこまで深い理解がいらないということでもあります。
丁寧に読めば意外な発見があるかもしれないのですが
税務会計の世界に身を置いていると、5年ないし10年くらいの周期で、同じような節税商品や、税務上の論点が生じては消えていくを繰り返しているように感じます。
なので、たとえば、足場資材の投資なんかを見ると、
「昔、同じような節税商品の事例を読んだことがあるなぁ~」
なんて思います。
新しい情報に触れようとして、その情報に対して、このように感じてしまうと、その瞬間から読み飛ばしをしてしまいます。
ピュアな気持ちをもって勉強を継続することは難しい
方々で、今の税理士は勉強をしていないという話を聞きます。
単に営業に勤しんでおり、実務は事務員任せなので、勉強をしなくなったという方もいらっしゃるかもしれませんが、税務の読み物を読んでいると、新しい発見に出会う頻度が少なくなってきたので、税法の勉強がおもしろくなくなってしまったという方も、ある程度いらっしゃるのかもしれないなと思っています。
かといって、先に申しあげたとおり、新しい発見があるにもかかわらず、単に読み飛ばししているだけである可能性も否めないので、税法の知識のアップデートって苦行だなと思っています。
会計士からキャリアを始められた方で、その後に税理士業務をメインとして働かれている方で、税法がおもしろいと言って、節税商品について楽しそうに勉強している人を見ると、その好奇心に対して、「うらやましいなぁ~」と思うと同時に、そのような好奇心を持てなくなりつつある自分に危機感を覚えたりします。
今でも、たま~に面白いものに出会えることもあります。
おもしろいなと感じると、3~4時間は集中して没頭できるんですが、だいたいが、
「あぁ、、あれね。」
みたいな感じになってしまいます。
発見!!ぴかーん!!みたいな瞬間がないと、実年齢以上に早く歳をとってしまいそうですので、何とかしないといけないですね。
よく見聞きする、一日一つは小さなことでも良いので、新しいことをしてみるとかでしょうか。
日々精進。