あいみょんさん
コロナ禍が始まったくらいからなのですが、歌手のあいみょんさんにはまっています。
興味を持ったきっかけは、あいみょんさんがクレヨンしんちゃんの映画の主題歌を歌われていたことです。
その歌の歌詞に、
「北千住駅の~、プラットホーム」
という、とても身近な状況が描かれていて興味を持ちました。
(勝手な解釈ですが、しんちゃんは春日部に住んでいて、春日部から都内に出るためには、北千住駅が終点の電車に乗るので、春日部と関連づけて北千住駅をチョイスしたのかなと思っています。こういった風に考えるのが楽しいわけです。)
そのほかのいろいろな曲を聴いていて、あいみょんさん、言葉遣いのセンスがずば抜けているように思っています。
例えば、
「大切を増やしていこう」
という歌詞があるのですが、「大切」と言う言葉は、「大切な物」といった風に、物や事の重要度を表すものなので、言葉の意味的には直接増やすことはできないと思います。
でも、「大切を増やしていこう」という歌詞がなんとなく、許容できるわけです。
そして、意味深い。
「大切」って、大切な物、大切な人、大切な思い出といった風に、聴き手によって違うと思うのですが、おそらく、
「あなたにとって、かけがえのない何かを増やしていこう。」
という意味なのだと、歌詞の流れで思う訳です。
そういった風に、ワンフレーズでいろいろと想像させてくれるところに魅力を感じます。
小説などから
お歳を召されている方であれば、
「これまでのご自身のご経験から感じたことなどを歌詞にされているのかな?」
と思ったりするのですが、あいみょんさんはまだ、お若い方です。
なので、どうやって、幅広い層に受けいれられる歌詞を書いているのかが気になりまして、ネットで「あいみょん 天才」とググってみましたところ、ありました。情報が。
(裏取りしていません。)
雑誌のインタビューでおっしゃったようなのですが、小説などを読んで、言葉の遣い方を考えていらっしゃるようです。
確かに、小説って、短い文章で、実際にその情景がイメージできるように書かれているので、言葉そのものを知ったり、遣い方や、表現の仕方を学ぶには一番良いものなように思います。
普段からアンテナを高く
そのほか、あいみょんさんの作詞に関する情報を読んでいて感じたのは、普段から、言葉や気づきにアンテナを張っていらっしゃるということです。
ふと、気になったり、思いついたことがあれば、小まめにメモに残すようにされているようで、そこから、こういったストーリーで書けやしないかと考えているといったことが書かれていました。
やはり、そうですよね。
一朝一夕でできることではなく、才能がおありなのはもちろんそうだとは思うのですが、それ以上に、毎日毎日、アンテナを高く張って、思考を重ねられているので、出来ることなのだと思います。
自分を表現する
この駄文BLOGを初めて良かったなと思うこととして、
「自分を好き勝手に表現できる。」
ということがありますが、言葉のおもしろさ、楽しさに気づけたということもあります。
学校で習ったことをベースにすると、言葉って、一定の型があって、それにきれいにはまっていることが望ましいように感じられるかもしれませんが、決してそんなことはなく、意識的に言葉を外して遣ってみたり、昔の言葉遣いにしてみたり、アニメキャラのような話し方にしてみたりと、幅があるように思っています。
そして、文章が上手な方の文章は、表現が豊かで、遊ぶように文章を書かれているように感じています。
(実際に遊びながら書いていると思っているわけではありません。苦しいけれども楽しまれているように感じるということです。)
好きこそものの上手なれ。
自分のカラーで自分を表現していく。
これからの社会を生きぬくにあたって、とても重要なことなように思います。
日々精進。