情熱大陸
最近、情熱大陸を意識的に見るようにしています。
さまざまな分野で、情熱を持ってお仕事に取り組まれている方々を見ることができるので、仕事のやる気がチャージされます。
たまたまかもしれませんが、20代~30代前半くらいの若い方が紹介されていることが多いように感じています。
20代~30代前半って、もちろん人それぞれだとは思いますが、自由にがむしゃらに仕事に向き合っていても、それでいいというか、自分の周りにいる人達に負担をかけてしまうようなことってあまりないのかなと思います。
そのような制約がない状況で、自分が好きなこと、極めたいことにがむしゃらに取り組まれているので、見ていて気持ちがいいですし、同じ状況にあった自分が見たら、めちゃくちゃハイテンションになっていたのではないかと思います。
終盤がいつも気になります
前半にどのような人物なのか、どのように情熱を持って仕事に取り組んでいるのかを紹介した後に、後半から終盤にかけて、ちょっと暗い面も紹介されます。
たとえば、ずっと出張ばかりで自宅に数カ月帰れていない、ご飯がまともに食べられていない、などです。
この場面を、過去に同じ状況にあった自分が見たら、
「よし、自分も負けてられないぞ、頑張ろう」
となったんじゃないかと思うのですが、
今はそうは思えず、
「仕事が楽しいのはわかるけれども、ご飯くらいしっかり食べた方が良いんじゃなかろうか。」
「早朝から深夜まで働き詰めの生活なんて、いつまでも続けられないだろうし、いつか、ふと振り返った時に、もっと仕事以外のいろいろなことをしておけばよかったと後悔しないだろうか。」
なんて、考えてしまいます。
当の本人からしたら、
「余計なお世話じゃ」
といった感じかもしれませんが。
作り手も、いろいろな世代が見ることを意識して、あえて暗い面も紹介しているのでしょうか。素直に作り手の方ってすごいなと思います。
税務も見え方が変わるかもしれません
今、税経通信という雑誌で税務調査に関する連載を書いています。
書いていくなかでふと思い出せることも多いのですが、当時のことについて、何か思い出すきっかけはないだろうかと書棚を物色していたところ、当時つけていた日記を見つけたので、読んでみました。
記憶の彼方に消え去っていましたが、仕事を始めたばかりで、まだお酒を飲むことが大嫌いな私が、飲み会が多い職場であることを愚痴っていたり(今はお酒大好きです)、
「税務調査って何の意味があるんだー!!」
みたいなことを書いていたりして、
「そういえばこんなこと思っていたなぁ」
なんて、とても懐かしい気持ちになれました。
この悩みに悩む期間を経て、一応の自分の中での解を見出すことができ、それを今、書き綴っているのですが、
「これから、税理士としてやっていく中で、この解が大きく変わってしまうことも、あるかもしれないな。」
と思いながら書いています。
ここ数年間は、会計や税務のテクニック的な知識や経験の習得ばかりしていたように思いますので、すぐには実務には役立たないものの、長い年月を経て、思考していてよかったと思えるようなことの学習をまた始めようと思い、いろいろと専門書籍を買い漁っております。
後悔せぬように。
日々精進。