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【独立開業】採用戦略として本を執筆する

雑多な話

監査業界に関する本

監査業界を離れてからは、ネットの情報くらいでしか、監査業界に関する情報を得ていなかったのですが、たまたま興味を引く名称の書籍が発刊されておりましたので、さっそく購入して読んでみました。

内容に非常に共感

監査業界の人手不足が問題だ。

監査手続きが単調すぎて皆辞めていく。

といった情報って、しょっちゅう目にします。

いつも感じるのですが、会計士協会は会計士に対して、監査法人以外でのキャリアも促進しているので、狙い通りの結果になっているのではないのでしょうか?

また、監査法人にいると、会計監査以外の強みを持つように人事面談に言われるらしいのですが(村上の場合は、すでに税務と言う強みがあったので、この質問をされたことはありません。)、それを踏まえると、監査法人としても、監査法人以外のキャリア形成を促しているように思っています。
(監査法人のグループ内でのキャリア形成と、外に出て行ってしまって戻ってこないという意味で違うのかもしれませんが。)

監査手続きが単調ということに関しては、入所して数年のスタッフ層の業務についてのことだと思われ、そりゃそうでしょ、、と思っています。
(いくら試験に合格したからといって、いきなり、重要な役割だったり、クライアントの役職者の方とのコミュニケーションを任せることなんてできないですよね。)

役職があがれば、業務の内容が変わると思います。
(パートナーとクライアントの日程調整だけで1日潰れる。お守のような業務が増えるという少し残念な側面もありますが。)

この書籍には、似たようなことが書いてありまして、

「監査の世界もおもしろいぜ!!」

みたいなことが書いてあり、この書籍の内容に非常に共感できました。

監査法人からフェードアウトしてしまった人間が言う事ではないのかもしれませんが。

どうやら採用戦略として執筆をした模様

どうして、この書籍を執筆したのだろう?

と疑問に感じたのですが、内容を見るに採用戦略の一環としての執筆のようでした。

監査業界に人を呼び込むことはもちろんのこと、著者の方が運営されている監査法人のことを書籍を通じて紹介することも目的としてあったようです。

この書籍でこの法人の印象が変わった

個人事務所を本格稼働した際に、少しだけ監査非常勤をしていました。

エージェントに依頼して、非常勤の求人を探したのですが、中小規模の監査法人の求人が結構ありました。

求人票には、その法人の特色などが書かれていますし、検討にあたっては、その法人のウェブサイトを覗いてみたりしましたが、どこも同じように見えていたというのが正直なところでした。

で、どうやって、非常勤先を選んだかというと、主に、時給です。
(時給で選んで、後悔したわけで、よってもって、すぐに辞めたわけですが。お金をメインファクターにして選ぶと大抵失敗するように思います。)

この書籍を読んでいたら、この法人の求人に応募したのになぁ、

なんて思いましたので、書籍が提供することのできる情報量の多さに驚きです。

採用戦略の一環として執筆という方法もあるんですね。

非常に勉強になりました。

日々精進。


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