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【お仕事のはなし】固定費を徹底的に削る

お仕事のはなし

固定費は怖い

事業を行って利益を出すためには、固定費と向き合う必要があると思っています。

世の中には、ビジネスを円滑に進めるための、さまざまなサービスがあります。

電子契約のサービスは、基本料金+使用料に応じた追加料金ですし、固定電話も月額固定料金、そのほか、電子書籍のサービス、会計ソフトなど本当にいろいろとあります。

湯水の如く、お金を使えるのならば、契約をしたいなと考えているサービスが山ほどあります。

とはいえ、固定費をむやみやたらに増やしたくないので、本当に必要なもの以外は、契約をしないようにしています。

オフィス賃料という魔物

これまでの仕事で、大小さまざまな会社を見てきました。

すでに完成形に至っている会社から、伸び盛りの会社などいろいろです。

で、業績があまり芳しくない会社の特徴として、固定費が会社の内容に比して、高いということがありました。

そのなかでも一番目に付くのがオフィス賃料です。

色々な方から同じことを聞いたのですが、事務所の大きさに応じたビジネスにしか成長しないといったことを、他の経営者の方から言われることもあるようです。

また、業種によっては、採用戦略やイメージの関係から、一等地にオフィスを構える必要もあるようです。

なので、すべての状況において、オフィス賃料が魔物だとは言いませんが、

「本当にこの業種で、この広さ、この場所に、事務所を無理して構える必要があるのだろうか?」

と疑問に感じることが多くありました。

そして、それらのうちの多くの会社が、賃料に耐え切れずに、事務所を縮小する、場合によっては会社を畳むといった状況になってしまっていました。

もちろん、中には、がんがん突き進んでいく会社もありましたが、かなり少数派なように思っています。

貧乏に見られるが

なぜ、急にオフィス賃料について語り出したかというと、そろそろ、事務所をもうちょっと広めの場所に変えようかなと検討したためです。

ちょうど、賃貸契約の更新の時期でもあったので、タイミングとしても良いかなと感じたということもあります。

事務所にお越しになられたいという方も増えてきたということもあります。

せっかく草加までご足労いただくのに、事務所にお招きできないのも、申し訳なく思いますし。

で、年末年始で、いろいろな物件を見て、検討してみて、オフィスはまだしばらくこのままにしようと決めました。

確かに、事務所がきれいなオフィスじゃないと、いろいろとデメリットがあるように思っています。

まず、間違いなく、下に見られます。
(少しずつ慣れてきました。)

口に出して言われることはありませんが。

唯一、国税局の調査官からは電話で笑われました。

「事務所に行きますよ。」

とおっしゃられたので、

「打ち合わせをするようなスペースが無いので国税局に行きますよ。」

とお伝えしたところ、ぷっといった感じで。

とてもわかりやすいリアクションでした。

分かり易過ぎて、むしろ感謝しかありませんが。

外見を取り繕ってもという話

経歴にしても、見た目にしても、何にしても、どれだけ揃えても、粗さがしする人は何かしらのネガティブなことをおっしゃるように思っています。

で、そういった方を意識して、外見を取り繕ってもしょうがないかなと思うわけです。

「なんで、東京に事務所を構えないの?」

と聞かれても、

「東京に事務所を構えるメリットに比して、デメリットの方がはるかに大きい」

が答えですし。

税理士法人としか契約をしない、東京に事務所がある事務所と契約をするといったポリシーをお持ちの会社もあるようですので、草加に個人事務所を構えることは、こういった層を取りこぼすことにつながりますが、仮に村上が都内に事務所を構えても、

「なんで、こんなに若い税理士と契約するんだ?」

といった風な、また別の指摘事項が、際限なく出てくるんじゃないかと思われるわけです。

それを踏まえると、

「この層はとりこぼしても、まっいっか。」

と思えてもくるわけです。

ちなみに、事務所の所在地や規模で選びたいのであれば、BIG4から選べば、間違いないですよね。

一等地にオフィスありますし、法人ですし、人員数は他と比べ物にならないと思います。

その分、報酬が桁違いになりますが。

備忘メモとして

2023年の年末と新年早々に検討したことが、事務所の所在地についてでした。

そして、時間に余裕が出来ると毎回同じことに悩んでいるような気がしたので、2024年の年始時点のとりあえずの結論として、備忘メモがてら、この文章を残すことにしてみました。

来年、はたまた数年後も、同じ結論になるとは限りませんが、その思考過程を残しておくのもおもしろいかなと思う訳です。

今後、事務所に対する考え方がどのように変化していくのか楽しみです。

日々精進。


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