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【お仕事のはなし】「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)

お仕事のはなし

まずは新刊案内

2024年7月2日に「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」(税務経理協会様)が発売されることとなりました。

国税調査官、税理士、公認会計士のそれぞれの視点から、「調査先の選定」~「税務訴訟」までのすべてを振り返っています。

Contents
序  章   税務調査を必要以上に怖がる必要はない
第1章   国税の組織と調査体制
第2章   税務調査先の選定
第3章   税務調査(全体)
第4章   準備調査では何をしているのか
第5章   実地調査~雑談と概況聴取~
第6章   税理士の立ち会い
第7章   帳簿調査で何がわかるのか
第8章   売上計上漏れと売上除外
第9章   反面調査の難しさ
第10章 不正経理事例編
第11章 調査結果説明(講評)
第12章 修正申告で気をつけておきたい点
第13章 指導事項への対応
第14章 消費税還付審査
第15章 無予告現況調査
第16章 無申告法人に対する税務調査
第17章 印紙税の税務調査
第18章 消費税単独調査
第19章 税務訴訟

タイトル

書籍のタイトル「税務調査を今一度ちゃんと考えてみる本」は、村上が提案した案を起点にしています。

書籍の内容を端的に示すものがいいな、などと考えながら、複数の案を提出し、それらの中から1つを選び、あとは、出版社の方で議論し、修正を入れてくださり、これに決まりました。

「今一度」と「ちゃんと」が少しくどい感じがするかもしれませんが、これは私が考えて、タイトルにいれました。

韻を踏んでいるわけでもないのに、なんとなく、音の響き的にしっくりくるのと、実際に私がこういった考えを持っており、そして常に発言しているからのように思われ、けっこう気に入っています。

カバーデザイン

カバーデザインを決める工程もありました。

左上の三人の大人が話している絵が税務調査の場面で、一番左の緑のスーツを着た彼が昔の私、その絵の右で腕を組んで眺めているのが、今の私という構成をイメージしました。
(正確にはデザイナーさんが作って下さった絵に、村上が見えた景色に修正していただきました。)

よーく見ると、真ん中の女性(税理士を想定)は税理士バッジをつけています。

そして、右にいる現在の私も税理士バッジを付けています。

調査官だったころの私は当時はまだ視力も悪くなかったので眼鏡をかけていませんし(かなりどうでもよい情報ですが)、もちろん、税理士バッジを付けていません。

調査官は身分証と質問検査証を携帯しているので、それを表現できないものかと考えたのですが、男性の場合は、ベルトを通すところに、紐をひっかけて、ズボンのポッケにいれているので、この絵ではそれは無理と考え、バッジの有無で違いを表してみました。

三人のうち、一番右の方は納税者(会社の代表者の方)をイメージしています。

こちらの方も、一番はじめはスーツを着ていたのですが、ここは作業着の方がイメージが近いのではないかというご提案をいただき、作業着にファッションチェンジをしております。

さらに細かな点にも気を払ってみまして、一番はじめの案では、みなさんPCを使っていたのですが、税務調査でPCを使うことはないので、メモ用紙、ノートに変更をしてもらいました。

そして、電卓の位置。これ、一番はじめの案では置いてありませんでした。そして、2回目の修正案では、納税者側に置かれていたので、調査官側に置くように修正していただきました。

経験した税務調査で納税者の方が電卓を準備していたことは一度もなかったためです。

立会の税理士の方は持ってきていてもカバンの中にしまっていることが一般的で、かたや調査官にとっては電卓は必需品です。

帯の下にも絵があります

この書籍には茶色の帯があるのですが、ちゃんと帯の下にもイラストがあります。

そして、このイラストにも、本当に細かな点も含めて、リクエストをさせていただき、ご対応いただきました。

PCの画面に映っているものから、机上に置かれている物やその量、調査官のつぶやき、建物の景観などです。

今考えると、こんな細かなディティールは誰も気にしないだろうとも思えてきたりもしたのですが、より現実に近い形でのイラストとなり、とても満足しています。

ご興味がわいた方は、ぜひ、書店で手に取ってみてくださいませ。

日々精進。


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