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数字の書き方がきれいな経理担当者は安心感がある

お仕事のはなし

税務調査や会計監査をしていると、経理担当者の方が作成される様々なものを目にする機会があります。

そのなかに、経理の方のメモ書きなどで数字が記載されていて、その数字がきれいだと、不思議とその方が行われた業務に安心感を感じることができます。

数字がきれいとは、読みやすい字ということなのですが、経理の人特有の数字の書き方(と勝手に思っています)があって、それに沿っていると、「あぁ、この人、経理畑の人なんだなぁ」と思うということです。

どんな数字の書き方かというと、数字がちょっと斜めになっていて、0と6、1と7がはっきりわかるようになっているような書き方です。

高校の時に使っていた簿記の教科書の初めのページに、このお手本があって、「きれいに書けたらかっこいいなぁ~」と当時思っていたような気がします。

ちなみに、経理の方がなぜにこの数値の書き方をするようになるかというと、(勝手な推測ですが)、きれいに書かないことで数字を読み間違えて計算誤りをして悔しい思いをしたからではないかと思っています。

簿記のテストって、仕訳を一つ一つ書いて、それを集計して、合計残高試算表を作って、貸借一致したら、万々歳!!といったことをするのですが、「0と思ったら6だった!!」とか、「0が何個並んでいるのかわからん!!」みたいな現象が、数字をきれいに書かないと起こります。

いやいや記帳業務なんて、システムでやるから、不要な技術でしょ、とお思いになられるかもしれませんが、いろいろな数値の検証をメモ書きしながらするときなどに、この技術を駆使することにより、後で見返したときに数字が読めなくて苦労する事態を回避することができますし、レビュアーなど自分以外の方にとっても読みやすく書いた方が親切だと思います。

あとは、源泉所得税の納付書などを手書きで書く必要があり、数値の読み間違いを起こしてはならないような書面に数値を記入するときにも、この技術を駆使するような気がします。

ようは、几帳面な性格な方ということなのかもしれません。

そんなこんなが垣間見えるからでしょうか。
きれいな数値が書かれていると安心することができます。

ちなみに国税在籍時に、OCR用の数値の記載をされている手書きの申告書を見たことがあります(定規みたいな薄いプレートに字体が掘ってあって、鉛筆でなぞると書ける字体です)。

申告書作成システムなどで作成・印字された申告書がすでに主流でしたので、昔はこうやって申告書を書いていたんだなと感慨にふけりつつ、税理士業界って(いろんな意味で)すごい業界だなと当時思ったのを、ふと思い出しました。

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