言葉がすぐに出てこない
「英語の勉強が趣味になっています。」
と、知人に話したところ、
「英会話のレッスンで、何でもいいから、とにかく話すように言われるが、そういわれても、言葉が出てこないので、困ってしまう。」
と相談されたことがあります。
この気持ち、すごくわかります。
私の場合は、とてもお喋りなので(日本語でも英語でも)、好き勝手に喋っては、インストラクターの方を困らせていました。
ただ、このやり方では、あまり上手にならないように思っています。
なぜかというと、このやり方を続けることで話すことには自信がつくのですが、あまり意味が通らない文章(聞き手が一生懸命に理解をしてくれようとしているので会話が成り立っている)ばかりをしゃべり続けることとなるからです。
強制的に自分が正しい英語をしゃべる時間を増やす
英会話の練習をしていくなかで、文章を音読することがとても下手という課題がありました。
(今も絶賛継続中ですが。)
文章のどこで区切ったら良いのかわからず、息が続く限り読み続けてしまったり、抑揚がなかったり、そもそも単語の発音を間違って覚えていたりといったことが起きていました。
いろいろなインストラクターの先生から、文章の読み方がなっていないと指摘を受けまして、目立って悪いところは改善せねばということで、始めたのが、音読です。
英語の記事を一つ選んで、毎朝音読をして、下手な部分は直してもらっています。
短めで簡単な文章から初めたのですが、1年くらい毎朝やってみたところ、だんだんとですが、複雑な文章もすらすらと読めるにようなってきました。
これを続けていてよかったと思うのは、どこで区切るのかが感覚でわかるようになったのと、依然として下手ではあるのですが、抑揚をつけることができるようになってきたことです。
何よりも、発話量が増えたように思います。
ディスカッションなどをしていても、相手の意見を聞いている時間も結構あるので、発話量で比べると音読の方が多いのではないかと思っています。
日本人の子供も日本語で同じことをしている
大人になると、日本語をどのような過程を経て上手に話せるようになったか忘れてしまいますが、振り返ってみて考えてみると、みな、子供の頃、特に小学校の頃に、音読をしていたと思います。
自分の子供の音読を聞いていると、意味がわかっておらず、具体的な場面がイメージできていないんだろうなという箇所になると、途端に声が小さくなったり、発音がおかしかったり、区切る箇所がおかしかったりします。
私が英文を音読している時と同じだなぁと思う訳です。
文章のチェックを音とその流れで出来るようになる
音読には意外なベネフィットがありました。
英文で、メールや何かしらの説明文を書いたときに、その文章を音読すると、音でおかしな点がないかをチェックできるようになりました。
実際、インストラクターの先生からも、
「迷ったときは、声に出して読んでみるとわかるよ。」
と言われたことがあります。
前置詞でどちらが正しいのか質問したときなどにも、実際に声に出してみて、判断しているインストラクターの方がいらっしゃいました。
日本語でいうと、「てにをは」が、英語の前置詞に匹敵するくらややこしいのではないかと思っているのですが、日本人が「てにをは」のチェックをする際も、実際に声に出してみて、どっちの方が違和感がないかを確認してみたりすることもあると思います。
これと同じですね。
英語で言うと、単数か複数系か、現在系か過去形か、「a」や「the」が抜けていないかなどのチェックや、回りくどい文章となっていないかの確認が出来るように思います。
かなり便利です。
読んでいて「んんっ、、」となる箇所があれば、そこが修正すべきポイントということです。
英文を書いていて、ふと思い、書いてみました。
日々精進。