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【法人税】やっぱりストラクチャーものは実行フェーズが大事

お仕事のはなし

将来予想は喜んでいただける

資格を取って外に出てから知ったのですが、損益の将来予想などをして、エクセルファイルでBSとPLがどのように変化していくのかが可視化されたデータを作成すると喜んでいただけます。

監査法人にいた頃に習得したエクセルのテクニックと、会計と税務の知識を使えば、サクッと作れてしまうので、意外に思っているのですが、ゼロから作るとなると、それぞれの数値の関係がわかっていないと難しいようで、それゆえに喜んでいただけるようです。

将来のことを話すにあたって、具体的な数値とその変化が見えると、お互いに共通の認識(数字)を持って、話ができるので、良い様に思います。

将来過ぎると、税制も変わるし、当時の議論が風化する

ということもあり、これまで、いろいろなお客様の将来数値の見える化に取り組んできたわけなのですが、最近、その見える化した数値が蓋を開けてみたらどうなっていたのかを、見る機会がありました。
(事業会社ではありません。)

その見える化計画では、結構な時間をかけていろいろなことを議論しまして、その結果、いろいろな仮定を置いたりして、試算をしたわけですが、結果どうなったのかを見てみると、そこまで大きくは外していなかったのですが、やはり、当時の予定通りにはいかないものだなと思いました。

何がかというと、税制改正が入ったことと、当時の議論が風化してしまい、意識的にその道を選んでいなかったのに、忘れ去られてしまって、その選ばなかった道をお客様が選んでしまっていたことなどです。

前者は誰にも予測できないので、しょうがないとして、後者は、議論の内容は書面などに残して、お客様もお持ちだとは思うのですが、何年も前に作った書面なんて、わざわざ見返す機会もないと思いますので、忘れ去られたのだと思います。

どうやったら忘れ去られることを防げるものかと考えてしまいました。

実行フェーズで見直しつつ進める

税務関係のコンサルタントをされている方々って、実行フェーズになると、いつのまにか、いなくなっていることが多いなぁ、と思っています。
(もともと契約に実行フェーズが含まれていないということもあるかと思いますが。)

お客様がそれでいいのであれば、構わないのですが、いろいろな立場でそのコンサルタントさんが提案していったものを見返してみて、さらに、実行した結果がどうなったのかを眺めて見ると、結構な確率で、当初の計画と大きく違う結果となってしまっている、結果、損しているものが多いなぁとも思っています。

そして、当人は実行したこと自体に満足しており、結果がどうなっているのかは、あまり理解していない、という。

そういったものを見るたびに、やっぱり実行フェーズでも併走してもらって、適宜見直しつつ進めるのが大切なんだなぁと思うわけです。

日々精進。


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