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【協業のご提案】というメール

お仕事のはなし

【協業のご提案】メール

先日、【協業のご提案】という件名の、丁寧な文面のメールをいただきました。

たまに来る、宛名だけ変えたであろう雑な営業メールではなく、ちゃんと私の事務所のWebサイトを訪問されたのであろうと思われる文章となっていました。
開業してから、さまざまな方々から協業のご提案を頂いているのですが、基本的にすべてお断りしています。

何かに拘束されるのがあまり好きではなく、協業も、初めのうちは協業なのかもしれませんが、いずれ、互いに何かしらの拘束をし始めるような気がするためです。

人は便利に使えそうな人間を見つけると、自分に有利に利用しようとする傾向があるように感じています。

ちなみに、法律事務所にいた頃に、ヘッドハンターから、弁護士宛の

「貴殿の弁護士としての業績云々~」

といったレターだかメールを頂いたことがあります。

「そもそも、弁護士じゃないんですけど。」

と思ったのですが、面白かったので、

「大変申し訳ありませんが、私は弁護士ではないので、お役に立てそうにありません。」

とお返事を差し上げたことがあります。
(雑ですよね。仕事が。)

初めは少し嬉しかった

宛名だけ変えた雑な営業メールは、もらっても全く嬉しくないですし、一応の礼儀としてお断りの返信をしているので、返信の手間がかかっており、正直なところ、

「送ってこないでくれ」

と思っています。

ただ、今回のメールは一見とても丁寧で、安心感があったので、

「一度はお会いしてみても良いかな?」

なんて思ってしまいました。

仕事における意思決定は割とサクッとしてしまうタイプなのですが、お金がかかることと、人間関係に関することについては、とても慎重に進めるようにしています。

なので、この件についても、すぐに返信をするのではなく、ちょっと時間を置いてみてから、どうするか考えようと決めました。

落ち着いて読んでみるといろいろ疑問が出てくる

メールって一読するだけだと、案外、注意深く読めていないんだなと理解できました。

何回か、時間をかけて、ゆっくりと読んでみると、いろいろ疑問が出てきました。

文面の途中で、唐突に、この送信者の方が行われている業務を私の事務所のサービスメニューに加えてくれと書いてあるんですよね。

一応、私、この事務所のサービスメニューにはポリシーを持っておりまして、それを、

「なぜに協業者の方に歪められなければならぬのだ?」

と思うわけです。

あと、文面をざっくり要約すると、

  • 私たちはあなたのクライアントにとって有益なサービスを提供できると考えています。
  • つきましては、あなたのウェブサイトに私たちの名前とサービスメニューを追加してください。
  • 今のあなたのクライアントに私たちのサービスが役立ちそうな方がいれば、私たちを案内してください。
  • 実務面は私たちがやるのでご安心ください。

ということが書いてありました。

これって、私にいったい何のメリットがあるのでしょうか?

極めつけが、この提案に興味を持った場合の返信先がなぜか、「Info@」アドレスだったんですよね。

これって、似たような人たちにたくさん送っているからではないかと考えたのですが、いかがでしょうか。

丁寧な文面だったので、信用しかけてしまったのですが、なんかとても残念な気持ちになってしまいました。
(ちゃんと、お断りのご連絡を、送り主とInfoの両方にお送りいたしました。)

リアルで会ったことがない人は少し不安

コロナ前であれば、リアルで会ってから、だんだんと信頼関係を構築していくといった流れが通常だったのではないかと思いますが、コロナが始まってからは、Web会議やテキストベースでやり取りを重ねたのちに初めてお会いすることが増えたように思います。

「Face to faceの会議があるべきだ!!」

みたいな偏った意見は持っていませんが、やっぱりリアルで会って、話してみることで、わかること、感じ取れることがたくさんあるように思っています。

公認会計士や税理士という資格を持っていると、信頼してもらいやすいということを聞いたことがあり、確かにわからんでもないのですが、士業であったとしても、少しだけハードルが下がるくらいなのかなと思います。

営業メールを頂いた際は、必ずと言っていいほど、ネットで検索をかけてみて、ネガティブな情報がないかまずは確認してみて、過去の実績などを見てみて信頼できそうな方かな?なんて、考えてみたりします。

自分も同じか、

今回は選ぶ側だったので、いろいろと偉そうに書いていますが、通常は選んでいただく側にいるわけでして、そういった意味では、このWebサイトを訪問されている方々は、同じような目線で村上博隆という人物の品定めをされているわけです。

今回の件で、真剣に、Web上にある情報だけで、その人となりをわかろうとしたわけですが、とても良い勉強になりました。

「実績などを書く理由はここにあるんだなぁ」

と思ったというわけです。
(昔、税務大学校の講師にいらっしゃった方が、取引先に国税庁があると信頼してもらいやすくてとても良い、といったことをおっしゃっていたのですが、その意味が分かったような気がします。)

念のためですが、別に営業行為そのものに対しては、特に思いはありません。

「いろいろと大変なんだろうなぁ~」

と思いますし、それくらいやっていかないと、生き抜いていけないということなんだと思っています。

ただ、やるのであれば、もっと丁寧に、上手に、やった方が良いのではないかと思います。

日々精進。

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